【第25回】東京五輪に向けて開発が進む「品川区」「大田区」の魅力

前回は、城南4区のひとつ「世田谷区」の魅力について説明しました。今回は、引き続き城南4区の「品川区」「大田区」の魅力について見ていきます。

リニア開発の恩恵を受ける「品川区」

品川区はこれまで、ターミナル駅である品川駅を中心に数多くの企業がオフィスを構えてきました。そのため、ビジネスパーソンを中心に安定した賃貸需要が確保されてきましたが、今後さらに賃貸マーケットの拡大が見込める大きなイベントが控えています。

 

まず一つは、現在進められている大規模な再開発事業です。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて都心部ではいたるところで再開発が計画されていますが、その中で最もスケールが大きく注目を集めているのが、品川エリアの再開発なのです。

 

この再開発事業の中核となるのは、品川駅と田町駅の間にできる山手線・京浜東北線の新駅です。車両基地の見直しで生じる約13ヘクタールの広大な敷地の中に設置され、オリンピック開催にあわせて暫定開業する予定です。一帯にはマンション、オフィスや商業施設が入る高層ビルも建設されます。

 

またもう一つの〝ビッグ・イベント〞は、リニアモーターカー(リニア)の開通です。リニアは品川駅と名古屋駅の間を最速40分で結ぶことが予定されています。開通は2027年になりますが、それに伴うインフラ整備の恩恵を最も享受するといわれているのが品川区なのです。そのために、オリンピックの後もリニアへの期待から品川区の不動産価格は上昇し続けることが予想されています。

陸・空と交通手段が最も充実した「大田区」

大田区に対しては、同区が〝モノづくりの町〞として知られているために町工場の立ち並ぶイメージをもつ人が多いかもしれませんが、実は閑静な住宅街も少なくありません。高級住宅地の代名詞として知られるあの田園調布も大田区の中にありますし、山王、雪谷、久が原なども快適な住宅地として昔から根強い人気を誇ってきました。

 

また、大田区役所をはじめとした行政機能が集まっている蒲田には一大商業エリアが形成されており、ショッピングの楽しみも満喫することができます。しかも、大田区は、環状八号線、環状七号線、第一京浜、第二京浜、中原街道、池上通り、多摩堤通り、産業道路などの主要道路が走り、鉄道もJR京浜東北線、東急池上線・多摩川線、京急本線・空港線など複数の路線を利用できます。

 

さらには、空の玄関・羽田空港も擁しており、交通手段が最も充実したエリアといえるでしょう。さらに、品川区と同様、大田区でも現在、大規模な再開発プロジェクトが進行しているところです。

 

一つは羽田空港の拡張事業です。2010年に4本目の滑走路が整備され、国際線旅客ターミナルも増築されました。その結果、2014年度には国際線の発着枠が年3万回増え、これまでの1.5倍にあたる年9万回へと拡大しました。目下、東京オリンピックにあわせて新たに5本目の滑走路整備の話ももちあがっています。

 

またもう一つ、現在、京急線の連続立体交差化とあわせて、「京急蒲田」駅西口約1ヘクタールの区域において大規模な再開発が進められています。2015年12月20日、東急線に「蒲蒲線」の絵が描かれたラッピング電車が登場し、人々を驚かせました。

 

「蒲蒲線」とは、約800メートル離れている東急・JR蒲田駅と京急蒲田駅を接続する新路線の構想です。羽田空港に直結している京急空港線と東急多摩川線を連携し、空港アクセス線として活用するために「新空港線」とも表現されており、実現が期待されています。

 

とりわけ、羽田空港の拡大は、国内外への出入り口として大田区の魅力を、今後より高めることになるでしょう。国内はもちろん国外からも多くの人を引き寄せるはずであり、同区の発展がさらに促されるのは間違いありません。


本連載は、2016年3月1日刊行の書籍『”楽器可防音マンション経営”で実現する鉄壁の資産防衛』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

大塚五郎右エ門

ツナガルホールディングス株式会社
ツナガルデザイン株式会社
代表取締役CEO

University of Wales(英国国立ウェールズ大学経営大学院)にてMBAを取得。鎌倉時代から700年続き、「大田区で一番古い地主」といわれている27代目。一級建築士、宅地建物取引士。不動産コンサルティングマスター。土地有効活用の企画・資産組み替え・設計・仕入・ファイナンス・開発・賃貸・管理まで、オーナーの手を煩わせることなく、「ワンストップ」でサポートしている。資産家に向け、「相続税対策・資産承継等に貢献できる賃貸経営」の提案を行う。2015年、日本初の集合住宅の防音構造(「全戸三重防音構造」)で特許を取得。

『”楽器可防音マンション経営”で実現する鉄壁の資産防衛』
51A+hoIcGRL

assocbutt_or_buy__V371070157_

出版 幻冬舎  発行日 2016年3月1日
著者 大塚五郎右エ門
amazonランキング 不動産投資/アパート・ビル経営 2部門にて『ベストセラー1位』獲得!

注)2016/4/24調査時点

資産を守り抜くには「投資」で増やすしかない時代――
しかし、株や債券、投信といった人気商品はリスクばかりが大きく、資産を食い潰す危険性をはらんでいます。長期にわたり安定した収入を得るために、いまもっとも注目すべきは収益不動産への投資です。「希少性」「将来性」「好立地」の一棟マンション、とくに「楽器が弾ける防音物件」ならば、時流に左右されず、鉄壁の資産防衛を実現できるのです。

 

PAGE TOP