【第16回】楽器演奏者と他の入居者が共存できる「全戸三重防音構造」

前回は、ドラムなどを演奏する人を想定した設計・構造である「サウンドプルーフプロ」について説明しました。今回は、そのサウンドプルーフプロの「全戸三重防音構造」について詳しく見ていきます。

演奏家たちの「悲痛な叫び」を受け止める

前回述べたような自らの経験からも、二重防音構造のサウンドプルーフの性能ではドラム・電子ドラム・金管楽器・コントラバスなどの重低音を発生する楽器の演奏者と、他の入居者の住環境維持を両立させるのは難しいと判断せざるをえませんでした。

 

しかし、その一方で、周囲にいるドラム演奏者の方々からは悲鳴ともいえる〝嘆きの声〞を個人的にたびたび耳にしていました。

 

「賃貸マンションでドラムを演奏すると、再三注意を受けて退去させられ、物件を転々としなければならない」「最近はワンボックスカーの車にドラムセットを載せて河原で練習している。しかし、それでも近隣の苦情などでパトカーが来て逃走することもある」などなど……。

 

こうしたドラム演奏者の悲痛な声を耳にするたびに私の胸の奥底では、〝この人たちのためにも、ドラムや金管楽器も演奏できるマンションを何としてでもつくらなければ!〞という思いが強く湧き起こりました。

「重低音の騒音」を抑えるマンションの誕生

そしてついに、設計協力会社とともに防音設計シミュレーションなど試行錯誤を重ねた末、ドラムの振動を防ぐことを可能とする大きな解決策を得ることに成功したのです。

 

すなわち、「全戸三重防音構造とすることで、重低音を発生する楽器の騒音と振動を抑えられる」マンションを開発できることがわかったのです。

 

こうして生まれたのが、日本初となる全戸三重防音構造のドラム・金管楽器演奏可の防音賃貸マンション「サウンドプルーフプロ」でした。

 

 [図表]日本初全戸三重防音構造の楽器可のマンションならドラム演奏も可能

 


本連載は、2016年3月1日刊行の書籍『”楽器可防音マンション経営”で実現する鉄壁の資産防衛』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

大塚五郎右エ門

ツナガルホールディングス株式会社
ツナガルデザイン株式会社
代表取締役CEO

University of Wales(英国国立ウェールズ大学経営大学院)にてMBAを取得。鎌倉時代から700年続き、「大田区で一番古い地主」といわれている27代目。一級建築士、宅地建物取引士。不動産コンサルティングマスター。土地有効活用の企画・資産組み替え・設計・仕入・ファイナンス・開発・賃貸・管理まで、オーナーの手を煩わせることなく、「ワンストップ」でサポートしている。資産家に向け、「相続税対策・資産承継等に貢献できる賃貸経営」の提案を行う。2015年、日本初の集合住宅の防音構造(「全戸三重防音構造」)で特許を取得。

『”楽器可防音マンション経営”で実現する鉄壁の資産防衛』
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出版 幻冬舎  発行日 2016年3月1日
著者 大塚五郎右エ門
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資産を守り抜くには「投資」で増やすしかない時代――
しかし、株や債券、投信といった人気商品はリスクばかりが大きく、資産を食い潰す危険性をはらんでいます。長期にわたり安定した収入を得るために、いまもっとも注目すべきは収益不動産への投資です。「希少性」「将来性」「好立地」の一棟マンション、とくに「楽器が弾ける防音物件」ならば、時流に左右されず、鉄壁の資産防衛を実現できるのです。

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